こんにちは、えどまるです。
三連休に行った「紅葉とたてもののライトアップ」はたくさんのお友達で賑わいました。昨日は小雨が降ってたけど、濡れた葉っぱや道に光が反射して、幻想的な風景になったよ。
イベント二日目の22日(日)、デ・ラランデ邸内のカフェ武蔵野茶房ではテラスでコンサートを行いました。クラシックの響きが秋の風景にぴったりだね。
今年の目玉、指定文化財のライトアップシリーズ、まずは今年、東京都有形文化財(建造物)に指定された「前川國男邸」。
続いて小金井市有形文化財(建造物)に指定された「奄美の高倉」と民家「吉野家」。まずは夕景。「高倉」の向こうに「吉野家」の屋根が見えます。
そして夜景。「吉野家」は、式台付玄関のむくり破風(はふ)と「鶏に雲」の懸魚(げぎょ・装飾板)がライトアップされました。
奄美地方の穀物貯蔵庫である「高倉」も闇から浮かび上がるような幻想的な演出がされてますね。
同じく小金井市有形文化財(建造物)に指定された民家「天明家」。正面からの眺めはこんな感じ。こちらは正面の大きな千鳥破風が特徴ですね。
室内ではボランティア・スタッフによる囲炉裏体験開催中。炉端でお客様とお話ししてますね。
門から入っていくと入口の手前にみごとな枝ぶりの松の鉢植えがありますが、ライトアップで天明家の障子に松葉のシルエットが現れました。
続いては東ゾーンの看板建築、植村邸と大和屋本店。
植村邸の後ろ姿はこんな感じ。窓からの光が面白いですね。
同じく東ゾーンの小寺醤油店と子宝湯。
子宝湯の隣の仕立屋には都内で唯一の室内ガス灯がイベント期間限定で灯りました。ほのかなやわらかな明かりです。
昨日の雨に光がにじむ西ゾーン山の手通り
バックの樹木を照らすことによって建物が浮かび上がる田園調布の家(大川邸)。
そして、最終日の昨日、担当学芸員らによりデ・ラランデ邸の応接間の暖炉に火が入りました。
暖炉の火も不思議な魅力がありますね。
最終日の午後にはビジターセンターでトークイベント「たてものとあかり」が行われ、80名以上のお客様がご参加くださいました。
最終日、ライトアップが始まると、「けんちく体操」でおなじみ、白衣姿のDr.イサーム・ヨネ氏が来園され、お客様からの質問に答えてくださいました。外国人のお客様は看板建築について尋ねておられました。お子様方にも「はかせー」と呼び掛けられましたが、質問は建築のことではなく、大和屋の鰹節についてでした…。
ご参加くださった皆様、有難うございました。