このたび、前川國男邸が、東京都指定有形文化財(建造物)に指定されました。
園内では、
旧自証院霊屋(きゅうじしょういんおたまや)がすでに指定を受けているので、
2棟目となります。
前川國男邸は、
日本の近代建築の発展に貢献した建築家、前川國男(1905-1986)の自邸で、1942年(昭和17)に品川区内に建てられました。
1973年(昭和48)まで、自邸として使われていましたが、
解体され、部材のまま保管されていました。
その後、この部材が東京都に寄贈され、
江戸東京たてもの園内に復元されました。
1997年1月、竣工時の前川國男邸です。
こちらは、
2014年7月に撮影した前川國男邸。
回りの木々もだいぶ大きくなりました。
復元されてから18年を経て、
前川國男邸の価値が再評価され、今回の指定につながったことは
大変意義深いことです。
みなさまのご来園をお待ちしています。