今日は暑かった〜。
17時30分のたてもの園です。
だいぶ日が伸びましたね。
気付いてみたら、今日は夏至なんですね。一年のうちで最も昼の時間が長くなる日です。まだまだ梅雨の真っ只中ですが、これからカーッと暑くなる日が来るのが個人的には楽しみです。
今日は先日塩漬けした梅に赤紫蘇を入れる作業をしました。
「梅漬け」は当園復元建造物「綱島家」で行われる年中行事の一つです。保存食として梅を漬け、綱島家の前庭で土用干しをして、当時の生活風景を再現しています。
こちらが塩漬けした梅です。
一度水洗いをして、再び梅酢で漬けます。
塩でもんだ赤紫蘇を入れます。
赤紫蘇を入れたとたんに、あら不思議、すぐに反応して梅酢が赤くなるんですね。(写真ではわかりずらいですが)
この上から石を置いてしっかりと漬け込みます。
このままだと「梅漬け」なのですが、梅雨が明けちょうど土用のころ、三日三晩天日干しをすると、しっとりとした「梅干し」の完成となります。
梅干しは疲労回復やカルシウムの吸収を促したり、お弁当の防腐・防菌に役立ったりと、暑い季節には大いに頼りになる食べ物です。昔の人の知恵って本当にすごいですよね。。。
ちなみに梅干しとうなぎは食べ合わせが悪いと言われていますが、これは実は迷信のようですね。(あれ?知ってました?)
なぜこのような迷信が生まれたかというと、諸説あるようなのですが、梅干は胃酸を分泌させ食欲を増進させるため、高価なうなぎをたくさん食べることの戒めであったり、うなぎも梅干も食がすすむ食材であり、脂っこいうなぎも梅干を食べながらだと口の中がスッキリしてつい食べ過ぎてしまうので、食べ過ぎを防ぐ意味で言われたり、もしうなぎが腐っていた場合に梅干しと一緒に食べると、梅の酸味のせいでうなぎが腐っていることが判らなくなるといった食中毒を防ぐ意味で言われたりしたようです。ここにも昔の人の知恵がたくさんつまっているんですね。すごい。