カフェやってます

こんにちは。

朝のうち雨模様でしたが、午後はいい天気になってきました。ということは、この季節ですから、だいぶ蒸し暑いです。

そんな時は、涼しいところでおいしいコーヒーを。
カフェ
ここはたてもの園の入口、ビジターセンターの中です。

ビジターセンターは昨年大規模な改修工事をしてきれいになりました。
それで、いままではショップだけだったのですが、5月にカフェがオープンしました。ソフトドリンクのみですが、屋内ですので夏は涼しく冬は暖かいし、ここは入園のチケットなしでも利用できる場所なので、公園の散歩がてらでも是非ご利用ください。もちろん、その前でも後でも、園内に入ってご観覧いただきたいのですけれど。

園内に入りますと、もちろん建造物を自由に見て回っていただければいいのですが、ご希望の方にはボランティアによるツアーガイドもあります。
ボランティアガイド
毎日ありますが、時間は午後1時半からの一回のみです。もちろん参加は無料で、途中参加や退出も自由です。どうぞこちらもふるってご参加ください。

さて、お待たせしました。恒例の建造物の紹介です。
今日はこれ。
川野商店
下町ゾーンにある「川野商店」です。
例によって、ちょっと斜めから撮ってみました。好みの問題なのでお許しください。

「川野商店」は大正15年に建てられたもので、当時は和傘の製造卸問屋として使われていました。
川野2
店から茶の間、奥座敷を見通したところです。

川野3
手前は茶の間。掘りごたつもあります。

一階にはほかに床の間と納戸部屋もあって、結構広いんです。

で、例によって非公開部分。
2階の部屋です。
川野4
雨戸を閉めているので暗いですが、なかなか落ち着く部屋ですよ。

あと、この家にはこんな小屋裏部屋もあるんです。
川野5
おもしろいでしょ?
公開していなくてすみません。

では、また次回です。

梅雨ですね〜

こんにちは。

今日は朝から大雨です。梅雨ですから仕方ないのですが。

さて、最初は毎日更新していたのに、このところ一日おきになり、きっとそのうち三日おきになり、一週間おきになり、一ヶ月おきになり、やがて・・・と思われている方も多いかと思います。自分でも心配です。が、なんとかめげないよう、がんばります。

今日は24日なのですが、これは昨日23日火曜日のお話。

ボランティアさんの活躍ぶりは何度かご紹介していますが、今日も引き続き。
ボランティア火曜班1
これ、場所は東ゾーンの天明家という農家のなかです。
囲炉裏に火を入れてくれるのは、毎日のことなのですが、桜茶を振舞ってれます。
火曜班2

実はこの桜茶、火曜班のみなさんのお手製なのです。
作り方はこのとおり。
火曜班3
簡単に言うと桜の花を塩漬けしたものなのですが、この桜、実はたてもの園内にある八重桜なのです。春に八重桜の花を採って作ったものなのです。

これを囲炉裏の鉄瓶で沸かしたお湯でいただくと、実においしいですね〜。
もちろん塩漬けそのものも、なんというかさっぱりとした味覚でおいしいです。火曜日に来園される方は、ぜひ味わっていただきたいものです。

天気のいい日に下町ゾーンを歩いているとこんな光景に出会います。
干し物プロジェクト1
なんかいいでしょ?

これもたてもの園のボランティアさんたちのご協力でおこなっている、通称「干し物プロジェクト」で、下町ゾーン長屋の生活感をリアルに出していくための、いわば演出です。なので、お客様に洗濯物を干されると困るのですが・・・、気がつかないかも。

さてさて、復元建造物紹介シリーズ(いつからシリーズに?)第3弾。
今日はこれだ!
植村邸
と気張ることもないのですが、下町ゾーンにある植村邸です。ちょっとピンボケですみません。

典型的な「看板建築」で、正面の銅板のファサードはなかなか見事なものですが、あえてすこし斜めから撮ってみました。意味はありません。

植村氏は時計や貴金属を販売する商いをしていたのですが、店頭販売ではなかったので、あまり「お店」という感じはしません。
ということもあって、このたてものの魅力は外観そのものなのですが、2階3階は居住スペースとなっていて、実はこれがなかなかいいのです。

植村2階       植村3階
左が2階、右が3階です。
2階の部屋には床の間や違い棚もあるし、
それに、
植村2階襖絵
こんな襖絵もあるんです。ちょっと意外でしょ?

植村2階神棚
神棚も立派だなぁ。

で、まことに申し訳ないのですが、この2階3階部分は、実は非公開なんです。安全の問題とかいろいろあって・・・。
非公開部分のご紹介はしない、と何日か前に言ったような気もするのですが、禁断を犯してしまいました。もうなんでもありかも。

復元建造物のご紹介の順番は順不同のようで、実は深い意味があるような。さてさて、では、次回もどうぞお楽しみに、でもないか。

飛べ!

こんにちは。

あいにくの梅雨空ですが、たてもの園に集まるこどもたちは元気です。

今日は「武蔵野えどまる団」が、トイレットペーパーを使った手作りの紙粘土で動物を作ったり、紙ヒコーキを作って飛ばしたりしました。
えどまる団紙粘土1    えどまる団紙ヒコーキ1

雨が降っていたので屋内で製作していましたが、あがったので、はらっぱでこのとおり。
えどまる団紙ヒコーキ2
こういうのって、結構一緒にいるお父さんやお母さんのほうが嬉しそうというか夢中になったりするものですね。

さて、復元建造物の紹介。今日はその2。
仕立て屋1
「こんどはこれか」と、内輪の声が聞こえてきますが、やはり気にせずこれです。下町ゾーンの一番東にある「仕立屋」です。

「奄美の高倉」と同様、どうもパッと見ではなにものかよくわからない感じなのですが・・・
仕立屋看板
はい、「仕立屋」です。

家の中は職人の仕事の様子を再現しています。

いい感じでしょ?

仕立屋4
庭の盆栽もきれいだったりして。

出桁造りのこの町家は明治初期のもので、建築的にはなかなか貴重なものなのです。

なんか言い方がまわりくどいですが。そうなんです。はっきり言って、たてもの園のなかでもあまり目立ちません。ひっそり、というか・・・、場所的にも端だし。
かと言って、実際にありもしなかった広告看板を付けるわけにもいかないので。
このひっそり感がいい、という方もいるみたいですけど。

復元建造物27棟の人気ランキング、みたいなことはしたことがないですね。なんかこう、はっきりは言えませんが、そんなランキングを出してはいけないような・・・意味ないような・・・でも、しかし・・・。

梅雨空のままに、歯切れの悪い文章で失礼しました。

むかしむかし

こんにちは。

今日は暑いですね。でもたてもの園には木陰がたくさんあるし、夕方に民家の縁側で風にあたるのもなかなか気持ちいいものですよ。そこにすいかでもあればもっといいです。さらにビールがあれば最高だなぁ。うちわに浴衣に豚ちゃんの蚊取り線香に・・・、だんだん妄想になっていきますが。

前回ボランティアさんの茶道部の活躍をご紹介しました。
たてもの園のボランティアさんは曜日ごとの班編成になっていて、各班ごとに自主的な活動もされています。

毎週金曜日は、綱島家という民家で、囲炉裏を囲んでの昔語りがあります。
昔語り1
囲炉裏の火がいい感じですね。

今日は外国人のお子さんも聞いていました。
昔語り2
さすがに話はあまりわからなかったみたいですけど・・・思い出に残ればいいいな。

さて、話題変わって、いよいよ復元建造物の紹介です。
奄美の高倉1
最初なのに「何でこれ?」と言われそうな気もしますがいいのです。
これは「奄美の高倉」といいまして、HPにも書いてあるとおり、江戸時代後期の奄美大島にあった高床式の倉庫です。
で、HPもそうですが、この角度からだと、倉庫ってことがわかりずらいですよね。

それで、
奄美の高倉2

さらに、
奄美の高倉3
で、倉庫だとおわかりいただけたかと思います。どうでしょう?

この高倉は、もともとたてもの園の前身である武蔵野郷土館時代からあったもので、当園の復元建造物の中では「唯一」東京にあったものではないものです。そういう意味で貴重です。ただ、高床倉庫は高温多湿のところに見られるもので、奄美大島だけでなく、たとえば八丈島などにも見られます。
ほら、東京都です・・・ちょっと苦しいかも。

今日は暑いので、お許しください。

念のためですが、お客様には撮影と掲載の許可をいただいて写真をアップしております。

あと蛇足ですが、最初に「奄美の高倉」を紹介したのは、両国の本館(江戸東京博物館)が高倉のように四足だから、ではありません。
なんとなくこれを最初に紹介しておくと、あとが楽かなぁ、と。

というわけで、まだまだ続きそうです。

お茶はいかが

こんにちは。

3日間続いて、昨日は更新がなくて、まさに「三日坊主」だと手を叩かれた方もいるかと思いますが、続いています。

HPでもご紹介していますが、たてもの園では多くのボランティアさんが活動しています。民家の囲炉裏に火を入れてくれたり、園内のガイドをしてくれたり、たてもの園のさまざまな行事に活躍されています。
またボランティアさんのなかでの自主活動や勉強会もたいへん熱心です。

そのなかにボランティア茶道部がありまして、今日はその稽古を兼ねたお客様へのお点前がありました。
ボランティア茶道部1
本格的ですよね。場所は西川家別邸です。

ちょうど団体で来園した、建築を勉強されている学生さんたちがみえました。みなさんほとんど「お茶」は初めて。でもいいのです。お作法も優しく教えてくれますから。心配いりません。
お茶5
これは厳粛そうだけど、

ボランティア茶道部3
なごやかで楽しそうでしょ?

ボランティア茶道部4
でも正座は苦手、みたいな・・・。

これがいい経験となって、また来てくれたらいいなぁと思います。

このようにたてもの園では、ボランティアさんたちがほんとうにお客様のために、そしてご自身たちも活き活きと活動されていて、それがまたいいところだと思います。

ボランティアさんたちの活躍ぶりも、またこれからご紹介していきますね。

休園日ですが

こんにちは。

今日は休園日です。博物館・美術館の多くはそうですが、原則月曜日を定休としています。
でも職員は出勤しています。休園日にしかできないメンテナンスとか、次の行事の準備とか事務仕事とか、やることはいろいろあるからです。
じゃあ職員はいつ休むんだ?・・・いつですかね。

ところで、一昨日唐突にこのブログは始まりましたが、自己紹介もしていませんでした。
失礼しました。
私はえどまるです。
こんな姿をしています。
えどまる
ご期待を裏切っていたらすみません。
でもあの宮崎駿さんが生みの親なんです。

自己紹介はそこそこにして、今日はちょっとミニ知識を。
たてもの園のエントランスの左側に、あまり目立ちませんがこんなものがあります。
東宮御仮寓所跡
皇太子とは現在の天皇なのですが、実はたてもの園のこの地は、終戦後の一時期、学習院中等科の教室と寄宿舎、そして当時の皇太子の御仮寓所が置かれていました。目白にあった学習院の校舎が昭和20年4月の空襲でほとんど焼失してしまったためです。
東京の復興とともに、これらは順次都心へと戻っていき、現在はその痕跡も残っていません。御仮寓所は、もともと葉山御用邸の建物が移築されたものだったのですが、昭和24年12月、皇太子のご不在中に失火により焼失してしまいました。もし残っていたら、現在はたてもの園の展示物として、みなさまにご覧いただけたかもしれませんが・・・残念です。

べつに休園日でなくてもいいような話題ですみません。

ようやく3日経ちましたが、この調子だと先行き厳しいかも。
最後に休園日のたてもの園を。誰もいなくて静かな佇まいもなかなかですよ。
休園日のたてもの園

今日は2日め

こんにちは。

あらかじめ、ですが、このブログは毎日更新されるとは限りません。ご了承ください。更新を楽しみにされるほど、読まれたら嬉しいのですが。

さて前回、これから27棟の建造物のご紹介をしていきます、と書きましたが、なんかそれだとHPと変わらなくなるなぁと思い直しました。実は建造物の中には、一般には公開していないところもあるので、ここでそれを紹介しようか、とも思いましたが、そうすると、紹介しているのに見せないとはなにごとだ!と、お叱りを受けそうな気もして、これもまずいなぁと。

それで、今日はまず写真から。
前川國男邸1

「なんか軽井沢の別荘みたい」と、あるスタッフさんが写真をほめてくれたので。ではなくて、今日はこの「前川國男邸」でサロンコンサートが行われたので、その紹介です。

前川國男は、クラシックの殿堂東京文化会館や神奈川県立音楽堂などの演奏会場の設計も多くしています。それで、当園にある「前川國男」邸内で、クラシックの生演奏を聴いてもらうという行事です。
こんな感じ。
前川國男邸

今日は幸い天気も良かったし、邸の外にいても心地よいクラシックの音色が聴こえてくるのは、なんか豊かな気分になり、なかなかいいものです。年に数回行っていますので、今度は是非おこしください。

一方、園の東側の下町ゾーンでは、伝統工芸の職人さんによる実演も行っています。
伝統工芸の実演

クラシック音楽があったり、伝統工芸があったりと、なかなかバラエティがあって、こういうところもたてもの園のいいところだなぁと思ったりしています。伝統工芸の実演は毎月ありますので、HPなどでご確認ください。

というわけで、今日はなんとかネタがありましたが、これからどうしようかなと。ずっとあじさいの紹介というわけにもいかないし。少なくとも3日は続くように、がんばります。

今日が初日

はじめまして。

ついに、と言うか、ようやく、と言うか、江戸東京たてもの園ブログをたちあげることになりました。今日はその記念すべき初回ということで、かなりの緊張感をもって書いています。

きっとこれからずっと続いていくであろうこのブログに、なにを書いたらいいのかといろいろ迷いました。スタッフからは「なんでもいいから」と言われたのですが、なんというか、「今日の夕飯なに食べたい?」と聞いたときに「なんでも」と言われたときのような気分です。

で、まぁなんでもいいかと、とにかく「継続は力なり」ということを信じて続けていこうと思いますので、よろしくお願いします。

さて今日は、まさに今日からはじまった当園の特別展「魅惑のカンバン・ハリガミ」展のご紹介です。
えてして「景観を損ねる」とか、いまふうに言えば「うざい」と見られがちな看板・貼り紙ですが、情報伝達という機能だけでなく、その時代の社会や風潮を反映しており、よくよく見るとなかなか魅力的なものです。実物や写真などたくさん展示していますので、ぜひぜひご覧いただければと思います。

ところ狭しと並ぶ魅惑のカンバン

たてもの園は、四季折々の花々も魅力のひとつです。いまの季節はなんといってもあじさいですね。たくさんではないのですが、まさに満開で心をいやしてくれます。
たてもの園のあじさい、満開です

展示や豊かな自然をご紹介しましたが、たてもの園の最大のウリは、なんといっても27棟の魅力ある建造物です。これから追々ご紹介していきますので、どうぞお楽しみに。