高橋是清邸展示「幼少期からペルー銀山開発まで」始まりました 

こんにちは、えどまるです。
高橋是清邸の玄関横に、今、シャクナゲがきれいに咲いています。

邸内の食堂では、13日(火)から新しい展示が始まりました。

是清が12歳で横浜のヘボン塾で英語修行をした頃の絵図や、ヘボンの『和英語林集成』(初版 ロンドン版)

35歳で農商務省を退職して、人生を懸けたペルー銀山開発関係の資料(会社設立のための株券領収書、株主による委任状)など、

本館(江戸東京博物館)所蔵の貴重な歴史資料を8月31日(日)まで展示しています。

新緑がきれいなたてもの園のご見学がてら、ぜひご覧ください!

ギャラリー展と高橋是清邸の展示、始まりました!

明けましておめでとうございます。
えどまるです。
昨年は、たくさんの方々においでいただき、有難うございました。
今年もどうぞよろしくお願いいたします。

現在開催中の「武蔵野の歴史と民俗−江戸東京たてもの園収蔵品展」のギャラリー展として、今年の干支にちなんだ「馬の郷土玩具と小絵馬展」が今日から始まりました。

タイトルパネルも春らしく…

武蔵野郷土館から引き継いだ、全国各地の馬の郷土玩具を展示しています。
たとえば、コチラ!

奈良県奈良市手向山八幡宮の板馬です。
雨乞いの時に黒駒(生きた馬)を献上する風習が、古代、紙や板に馬を描いた馬型の立絵馬(板立馬)を奉納するようになったのが、絵馬のルーツで、この立馬は立絵馬の形態を残す珍しい郷土玩具なんだって。おもしろいね。

その他、江戸時代に奉納された小絵馬も展示しています。個人で奉納するものを小絵馬といいます。馬のデザインがユニークな南部小絵馬。ぜひ、会場でじっくり見てくださいね。

そして、高橋是清邸内では、「是清が愛した品々」展がスタート!

高橋是清邸とともに収蔵された是清の遺品から、文房具や食器など、ピックアップして紹介しています。

今週末の連休(1月11日〜13日)は、恒例の「新春の昔あそび」を開催します。昔ながらのお正月気分を味わえる催しが盛りだくさんなので、ご家族やお友達と遊びに来てくださいね。ギャラリーや是清邸の展示もお見逃しなく!

桜吹雪と高橋是清邸

こんにちは!えどまるです。
昨日はすごい風でしたね。小金井公園はみごとな桜吹雪だったよ!
今日はおだやかに晴れて、ハラハラ散っていく桜を見ながら、
お客様たちは園内を散策してます。

散っている桜は風情があるんだけど、なかなかうまく写真には
写らなくて、残念!

高橋是清邸の向かいには、今、ムラサキハナナがきれいに咲いています。

アップにすると、こんな感じ。


で、高橋是清邸。趣のある玄関ですね。
港区赤坂に1902年(明治35)に建てられた高橋是清邸の一部がたてもの園に移築されています。

玄関を入ってすぐの食堂だったところが展示室になっていて、今、関連の展示をしています。15日(日)までなので、お花見がてら見に来てね。

若いころの写真やゆかりの品々などがあって、是清が身近に感じられるよ。


是清が日常を過ごした2階の書斎と寝室。1936年(昭和11)2月26日、是清は手前の寝室で暗殺されたそう。ボランティアさんが詳しく説明してくれたよ。

是清の死後、1938年(昭和13)に赤坂の邸宅と土地は当時の東京市に寄贈され、主屋部分は是清が眠る多磨霊園に移築されて休憩所として使われました。その後、1993年(平成5)たてもの園に移築されたんです。東京大空襲を免れた明治生まれの邸宅、ぜひ覗いてみてね。

この週末は毎月恒例の伝統工芸の実演もあるよ。今月は品川区から東京銀器と和竿の職人さんが来てくれます。こちらもお楽しみに!

高橋是清の展示

当園に収蔵されている高橋是清邸は、赤坂にあった政治家の高橋是清邸の主屋部分を移築したものです。是清は本所押上から赤坂へと移り住み、1902年(明治35)にこの家が完成してから、1936年(昭和11)の2・26事件で暗殺されるまでの30年あまりをこの家で過ごしたそうです。
高橋是清は、1854年(安政元)に江戸の芝で生まれ、間もなく仙台藩士の高橋家の養子となりました。14歳で藩からアメリカ留学を命じられ渡米したが、明治維新を知り帰国しました。その後は、書生、翻訳業、教員など職をかえて39歳で日本銀行に入りました。日露戦争の折りに外貨募集に成功し、58歳で日銀総裁となります。60歳で財政手腕をかわれ、大蔵大臣として入閣。7度の大蔵大臣のほか、農商務大臣、総理大臣をも経験しました。
多忙な日々のなかで、是清はこの家に帰り、家族との団らんや夕食をなによりの楽しみにしたと言われています。また晩年は孫を連れて庭を散歩する姿が見かけられたと言われています。夕食後は風呂を浴び、二階の寝室と書斎でラジオを聴いたり読書をしたりして過ごしていたそうです。そして、この二階の部屋で是清は暗殺され、波瀾に満ちた生涯を閉じたのです。

本年は2・26事件が起こってから75年目を迎えます。

たてもの園では現在、高橋是清に関係する資料を邸内にて展示しています。

是清の愛用品です。